1466_サムネイル
難易度 作業時間 予算
上級 30分〜 1000円〜

カスタムしたはずなのに、思ったような走行性能にならない。それ”セッティングが出ていない”からかもしれません。
スクータの駆動系は絶妙なバランスで成り立っています。ほんの少しでも、エンジン・走行性能に変化が起きると調子が悪くなります。

ここでは、スクーター駆動系のセッティングのやり方をご紹介。
各部品の役割や症状別、おすすめの交換部品も解説していますので、セッティングの入門書としてお使いください。

こんな方にオススメの記事

・駆動系セッティングの方法が知りたい

・各部品の役割を知りたい

・カスタムしてから、走行性能に変化が出た


-スポンサードリンク-


駆動系セッティングとは?

駆動系部品

スクーターの駆動系は、いくつもの部品がバランスよく役割を果たすことで走行を可能にしています。
しかし、マフラー交換などのカスタムにより走行性能に変化が起こると、バランスが崩れ正常に走行しなくなってしまうことがあります。

セッティングとは、駆動系の各々の部品がベストなバランスになるように調整をする作業です。

元気よく走行させるためにも、駆動系セッティングは必要不可欠なものなのです。


-スポンサードリンク-


各セッティングパーツの役割

主なセッティングパーツ

駆動系構成部品

①ウエイトローラー 変速点の設定(ドライブ側)
重量 重くなると 変速点が低回転側に移行する
軽くなると 変速点が高回転側へ移行する
②プーリー ギア比の設定
口径 大きくなると ローラーの移動範囲を広くすることで、変速点が高速側へ広がる。(最高速が上がる)
③クラッチシュー クラッチインのタイミング
重量 重くなると クラッチインが低回転側へ移行する
軽くなると クラッチインが高回転側へ移行する
④センタースプリング 変速点の設定(ドリブン側)
張力 強くなると 変速点が高回転側へ移行する。
低速ギア状態への移行がより強くなる。
弱くなると 変速点が低回転側へ移行する
⑤クラッチスプリング クラッチインの設定
張力 強くなると クラッチインが高回転側へ移行する
弱くなると クラッチインが低回転側へ移行する

-スポンサードリンク-


セッティングに必要な道具

駆動系部品 専用工具

駆動系工具

駆動系部品の交換が主になりますので、駆動系交換用の工具を一式用意しましょう。
駆動系の交換方法は別記事にて詳しく紹介していますので、そちらを参照してください。

タコメーター

タコメーター

必須ではありませんが、クラッチインや変速タイミングなど、回転数が可視化されていた方が調整が行いやすいためオススメいたします。
スクーターは搭載していないことが多いので、後付けで取り付ける必要があります。取り付け方法は別記事にて紹介していますので、そちら参照してください。


-スポンサードリンク-


駆動系セッティングのやり方

試走

「交換⇨試走」を繰り返す

駆動系セッティングは、「部品を交換をし、試走する」をひたすら繰り返します。
現在の走行性能に応じて、各部品を交換し調整しましょう。

またセッティングをする場合、まずは「ウエイトローラーの重量」を調整してみましょう。ライトチューンであれば、ウエイトローラーの交換で解決することが多いです。
駆動系というのは数gでバランスが大きく変わります。ウエイトローラーなら0.5~1.0g、スプリング関係は5%強化など、まずは少ない変化を試してみましょう。

症状別でみる、オススメの交換部品

症状 交換部品 変更点
発進時の加速が鈍い/発進しない ウエイトローラー 軽くする
最高速が伸びない/回転数のみ上昇し車速が伸びない 重くする
クラッチインのタイミングをパワーバンドへ持っていきたい クラッチシュー 軽くする:高回転へ
重くする:低回転へ
クラッチスプリング 硬くする:高回転へ
柔らかくする:低回転へ
重たいウエイトローラーでもすぐに高回転へ変速してしまう/低回転域への変速が遅い センタースプリング バネレートを上げる

-スポンサードリンク-


ベストなセッティングを探してみよう!

ドライブベルト

今回は駆動系セッティングについてご紹介いたしました。

スクーターの駆動系というのは、知れば知るほど奥が深く。やればやるほど沼にハマりやすく、完全に把握しきるには相当な知識と経験が必要だと痛感します。

駆動系セッティングは、車体のチューニングの度合いだけでなく、運転者の好みでもベストセッティングは異なります。
自分好みのベストなセッティングを探してみてはいかがでしょうか。

感想・質問などはTwitter(@kyosuke400)にて受け付けておりますので気楽に連絡ください♪