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難易度 作業時間 予算
中級 2日〜 5000円〜

バイクカスタムの定番「カーボンパーツ」
そのレーシーな見た目で非常に大きな満足感を与えてくれます。

しかしカーボン素材は値段が高く、希望するパーツが出ていない可能性もあります。

そこで提案したいのが「カーボンパーツ造り
カーボンクロスを使用した、本格的なリアルカーボンパーツを作ってみませんか?

この記事では、カーボンパーツの自作方法、必要な道具、作業手順をご紹介。

是非、世界にひとつだけのオリジナルカーボンパーツを作りましょう。

こんな方にオススメの記事

・カーボンパーツに興味がある

・カーボンパーツの自作方法を知りたい

・必要なもの作業手順が知りたい


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カーボンパーツってどうやって作るの?

カーボンパーツの作り方

カーボンクロスを使ったパーツを作るには「FRP樹脂」を使用します。
FRP樹脂は、液体状の強化プラスチックで乾燥すると硬化します。軽量性に優れ、車やバイクの外装部品などに適しています。

カーボンパーツ作りは「ガラスマットを使用しパーツを一から作る方法」と、「パーツにカーボンクロスを貼り付けて固める方法」の2種類あります。ここでは後者の、パーツにカーボンクロスを貼り付ける方法を紹介します。

※前者の一から作る方法は別記事にて紹介します。

作成するカーボンパーツ

チェーンガード
今回は、バイクの「チェーンカバー」を作っていきます。
形状が複雑ですが頑張っていきましょう。


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必要な道具

樹脂関係

インパラフィン樹脂

「乾燥すると表面が硬化する樹脂」
メインとして使われる樹脂で、今回は「200g」使用しています。

ノンパラフィン樹脂

「乾燥すると空気の触れている面は粘着性を持つ樹脂」
カーボンクロスの接着剤として使われる樹脂で、今回は「200g」使用しています。

アセトン

樹脂用の洗浄液です。使用したハケなどを洗浄するために使用します。

ハケ・カップ

ハケは樹脂を塗るのに使用し、FRP用を用意しました。
カップは樹脂を入れるのに使用します。

カーボンクロス

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カーボンには「平織」と「綾織」があります。平織の方が安価ですが、よりリアルなのは「綾織」です。
今回は綾織を使用して作業していきます。


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整形道具

カット道具

不要な部分のカットや形を整えるのに必要です。カットできれば何でも大丈夫ですが「リューター」のような電動工具があると作業が楽です。

穴あけ道具

ネジを取り付けるための穴あけなど、必要に応じて用意しましょう。

ツヤ出し・研磨道具

耐水ペーパー

必要な番手は「#60~2000」
乾燥した樹脂の平面出し、艶出しに必要です。上記の様なセットになっているものがいいでしょう。

研磨パッド

平面出しの研磨には必須です。手で行うと表面の凹凸に合わせて削れてしまいますので、より良い完成を目指すなら使いましょう。

マスク

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取り扱う溶剤は有害性があります。吸入を最小限に抑えるためにも、専用のマスクは着用しましょう。


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作業手順

  1. 部品に足付け研磨をする
  2. ノンパラフィン樹脂を塗る(1回目)
  3. カーボンクロス貼り付け
  4. ノンパラフィン樹脂を塗る(2回目)
  5. インパラフィン樹脂を塗る(1回目)
  6. 不要な部分をカットする
  7. 足付け研磨をする
  8. インパラフィン樹脂を塗る(2回目)
  9. 平面出し研磨をする
  10. 穴あけ加工する
  11. 艶出し研磨をする

バイクの「チェーンカバー」に、カーボンクロスを貼り付けてカーボン化していきます。

部品に足付け研磨をする

足付研磨

「使用番手:#60~80」
樹脂の密着性をよくするために、荒い番手のヤスリを使用し部品に傷をつけます。

ポイント

水を弾かなく

研磨が甘いと樹脂が弾いて浮いてきてしまいます。水を弾かなくなるくらいが目安です。

ノンパラフィン樹脂を塗る(1回目)

ノンパラを塗る1
研磨した部品に「ノンパラフィン樹脂」を塗り乾燥させます。

ポイント

ノンパラ乾燥

乾燥するとベタベタと粘着性が出てきますので、それを目安にしましょう。


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カーボンクロス貼り付け

カーボンクロスを貼り付ける

適正な大きさにカットした「カーボンクロス」を張り合わせます。
一度貼ると、貼り直しは困難ですので慎重に行いましょう。

カーボンクロスのカット方法

カーボン切り取り
カーボンクロスをカットするときは、養生テープやマスキングテープを貼っておきましょう。断面からほつれてしまうのを防ぐことができます。

ノンパラフィン樹脂を塗る(2回目)

ノンパラを塗る2

再度「ノンパラフィン樹脂」を塗り乾燥させましょう。

インパラフィン樹脂を塗る(1回目)

インパラ1回目

「インパラフィン樹脂」を塗り、1日乾燥させます。これがメイン層になるので、しっかり厚みを持たせましょう。


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不要な部分をカットする

大雑把にカットする

硬化したら不要な部分を取り除きます。

形を整える

最初は大胆にカットしてから、少しづつ形を整えていきましょう。

ポイント

ラインを出す

最後は「研磨パッド」を使用し、#240番あたりのペーパーでラインを出しましょう。

足付け研磨をする

足付400800

「使用番手:#400~800」
インパラフィン樹脂をもう1層塗るために足付研磨をします。ここでも水を弾かなくなる程度を目安にしましょう。

インパラフィン樹脂を塗る(2回目)

インパラ2回目

更に厚みを出すために「インパラフィン樹脂」を塗ります。1回目で十分な厚みが出ている場合は必要ありません。


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平面出し研磨をする

平面だし研磨

「使用番手:#240~1000」
乾燥した樹脂の表面はデコボコしています。この状態では綺麗な鏡面にはなりませんので、平面を出すために研磨します。

ポイント

傷を消す様に研磨

最初は240あたりで大きく削り、前の番手の傷を消すように徐々に番手をあげていきましょう。

穴あけ加工する

穴あけ加工

ボルトを通すための穴あけ加工をします。不要な場合はスキップしてください。

艶出し研磨をする

艶出し研磨1

「使用番手:#1500~2000」
ツヤ出し研磨をします。まずは1500番から磨き、徐々に番手をあげていきます。最低でも2000番、できれば3000番までできるといいでしょう。

艶出し研磨2

「使用番手:液体コンパウンド」
液体コンパウンドを使い鏡面に仕上げていきます。納得いく表面に仕上がったら作業完了です。


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成功させるポイント

部品の足付はしっかりと行う

浮いてしまった

部品の足付研磨が不十分だとノンパラフィン樹脂の付きが甘く、カーボンクロスが浮いてきてしまいます。
チェーンガードの材質が樹脂のため起こった可能性が高いですが、足付不足だとこの様になります。水などと使ってしっかりと確認しましょう。

水平の状態で樹脂を塗り厚みを出す

薄く削れてしまった

インパラフィン樹脂は下に垂れていってしまうので、地面と垂直な面は層が薄くなってしまいます。
厚みをしっかりだすためには、地面と水平な状態で塗りましょう。

ヤスリがけをしっかり行う

研磨パッドを使用

最初の足付研磨と含め、平面だし研磨、ツヤだし研磨は仕上がりに直結しますので、時間をかけてしっかりと行いましょう。使える部分には「研磨パッド」を使うことも忘れない様にしましょう。


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車体に取り付けてみた

取り付け1

取り付け2

今回は「カーボンパーツ」の作り方を紹介しました。

カーボンクロスを使用したリアルさ、樹脂による奥行き感、完璧とはいきませんでしたが非常に満足感の高いカスタムとなりました。

カーボン素材はレーシーな雰囲気を大きく向上させてくれるので、足回りがカッチリした気がします。是非、皆様もオリジナルのカーボンパーツを作ってみてください。

感想・質問などはTwitter(@kyosuke400)にて受け付けておりますので気楽に連絡ください♪