難易度 | 作業時間 | 予算 |
---|---|---|
初級 | 10分〜 | 1500円〜 |
この記事では、バイクのヘッドライトバルブの交換方法を紹介しています。
作業手順や交換する上での注意点、バルブが切れたときの故障診断まで詳しく解説。ヘッドライトが切れてしまったら、ぜひこの記事をチェックしてみてください。
・ヘッドライトバルブの交換をしたい方
・どのバルブを買えばいいかわからない方
・交換にかかる費用を知りたい方
交換費用はどれくらいかかる?
バルブ代 | 1500円~ |
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工賃 | 1000円~ |
総額 | 2500円~ |
もっとも簡単に交換ができるもので、交換工賃は1000円が相場となっています。
※ヘッドライトバルブは種類により作業工程が異なります。フルカウルなどのカウル脱着が多い車両だと、その分追加で工賃が発生します。
ヘッドライトバルブについて
バルブの種類
ヘッドライトバルブはH4、H7、HS5など色々な種類があり、「口金形状」の違いにより分別されています。口金形状は”どのメーカーでも共通”です。
しかし車種ごとに使用できる形状は一種類のみ、そのため適合確認が重要になります。(次で適合の確認方法をご紹介します)
適合の確認方法
車両名や年式から「バルブ形状」、「電圧」、「消費電力」を調べましょう。この3つが同じバルブが適合します。
また、現在ついているバルブから特定することも可能です。
画像の例だと、バルブ形状はH7、電圧は12V、消費電力は55Wということになります。
適合の異なるバルブを使うと?
バルブ形状が一致しないものは取り付けができません。
ヘッドライトケースはあらかじめバルブの形状に合わせて作られているためです。
また消費電力が合わないバルブを使用してしまうと、光量や配線トラブルの要因になるだけでなく、ヘッドライトケース自体が溶けてしまうこともあります。
オススメのヘッドライトバルブ
適合するバルブ「H4,12V,60/55W」
LED化について
バルブ形状が合っていればLED化することも可能です。
しかし細かい注意点も多いので、別記事にてご紹介させていただきます。
交換に必要なモノ
- 新品のヘッドライトバルブ
- +ドライバー(2番)
ヘッドライトケースが剥き出しの場合、+ドライバー(2番サイズ)1つで交換ができます。
スクーターやフルカウル車の場合は、外装を脱着する必要があることがありますので適宜確認しましょう。
バルブ交換の方法
- ヘッドライトケースを開ける
- ヘッドライトバルブを交換する
- 配線に気をつけながらケースを閉じる
ヘッドライトケースを開ける
+ドライバーを使用し、ヘッドライトケース側面にあるボルトを外します。目安となるのは2,4,8,10時方向にあるボルトです。
3,9時方向のボルトはケース自体を固定しているボルト。
6時方向のボルトは”光軸調整用”のボルトである可能性が高いため触らないようにしましょう。
ボルトを外すとレンズの部分が外れ、ケースの中にアクセスできるようになります。
ヘッドライトバルブを交換する
まずはバルブに付いているコネクターを抜きます。
コネクターは真っ直ぐ引き抜きましょう。無理に曲げると端子をダメにしてしまう恐れがあります。
次に、防水キャップを外します。
バルブはクリップにより固定されていますので、画像の左側からクリップを外し交換します。
新しいバルブを取り扱う際は手のアブラがガラス面に付着しないよう手袋などを装着して行いましょう。油が残ったままだと焼け色が付いてしまうことがありますので、パーツクリーナーなどで拭き取りましょう。
交換が終わったらクリップを戻してから、防水キャップを元通りにします。防水キャップには向きがありますので注意、TOPと書かれた方を上にしましょう。
配線に気をつけてケースを閉じる
最後にケースを閉じて作業完了です。配線を噛んでいないか、ケースがキチンと閉じるか確認しながら作業しましょう。
最終確認
- Hi/Lo両方点灯していますか?
- 防水キャップなどのつけ忘れはありませんか?
- ヘッドライトケースにぐらつきはありませんか?
つかなくなった時の対処法
万が一に備え、出先でヘッドライトが付かなくなってしまった場合の対処法も身につけておきましょう。
まだ点灯している方を使用する
経年劣化による球切れの場合、HiかLoのどちらかが生きている可能性が高いです。まだ点灯する方を使用して販売店へ向かいましょう。
ホームセンターやガソリンスタンドで売っているかも
意外にもバイク用のバルブは、ホームセンターで手に入る可能性が高いです。
またガソリンスタンドでも交換対応をしてくれる可能性があるので、困ったら問い合わせしてみましょう。
定期的に交換しておく
主旨とは異なりますが、定期的に交換しておく予防も大切です。
ハロゲンバルブの場合1000時間くらいが寿命と言われていますが、明確な交換時期というものがありません。ご自身で使用期間や、暗くなってきたと感じたら交換するといった定期的なメンテナンスも重要です。
ちなみに私は予備を持ち歩くようにしています。