難易度 | 作業時間 | 予算 |
---|---|---|
初級 | 15分〜 | 1000円〜 |
この記事では「燃料フィルター」の取り付け方法、役割や必要な道具、適合の確認方法を紹介しています。
燃料フィルターを設置することで”キレイなガソリン”をエンジンへ送ることができ、エンジントラブルを未然に防ぐことができます。
・燃料フィルターを取り付けたい方
・必要な道具や適合の確認方法を知りたい
・エンジントラブルを抑制したい
・旧車や放置車に乗っている
なぜ、燃料フィルターが必要なの?
フューエルフィルターはガソリンを「ろ過」するための製品で、不純物を取り除きエンジントラブルを抑制する役割があります。
ガソリンタンク内のサビなどの不純物は、エンジンやキャブレターへ混入するとエンジントラブルが発生する恐れがあります。
ガソリンフィルターの最大の役割は「不純物をエンジンへ混入するのを防ぐこと」
金属で作られているガソリンタンクは時間が経つと内側に「サビ」が発生します。このサビはガソリンと共にエンジン内部へと流れていきトラブルを引き起こします。
タンク内の様子を探るには給油口から覗くことしかできませんが、あんまりサビていなそうでも奥深くではたくさんのサビが発生しているかもしれません。
取り付けに必要なもの
- 燃料フィルター
- ホースクリップ
燃料フィルター
・ガソリンホースのサイズに合ったものを使用する
・車両に必要なガソリン流量を考慮する
燃料フィルターには様々な種類があります。こちらの『燃料フィルターの選び方』で詳しく解説していますので参考にしてみてください。
今回取り付けをするのはガソリンの流動性を確保しつつ、細かいサビまでキャッチできるマグネット内蔵タイプです。
ホースクリップ
ホースが抜けてしまうのを防止するため必ず使用しましょう。
- ホースクリップの選び方
-
ホースクリップの適合は「ホースの外径」で決まります。ノギスなどを使用し測定しましょう。
燃料フィルターの取り付け手順
- 取り付け位置の確認
- ガソリンコックをOFFにする
- ホースを切断し取り付ける
- コックをONにし、動作確認
取り付け位置の確認
燃料フィルターはプラスチックでできているため、エンジンなどの熱の影響を受けない場所に取り付けましょう。
ガソリンコックをOFFにする
作業中はガソリンが流れないようにする必要があります。ガソリンコックがついてる場合はOFFにしましょう。
ホースを切断し取り付ける
取り付ける位置のガソリンホースを切断し、間に燃料フィルターを取り付けます。
燃料フィルターの向きに注意!
燃料フィルターには”取り付け方向”があります。間違えるとろ過能力が低下しますので、正確に取り付けましょう。
ホースクリップで固定する
燃料フィルターを取り付けたら「ホースクリップ」で固定します。ホースが抜けてしまうと車両火災になる恐れがありますので必ず使用しましょう。
コックをONにし、動作確認
・ガソリンの漏れやにじみはないか?
〔対策法〕ホースと燃料フィルターのサイズが合っていない
・ガス欠症状はでていないか?
〔対策法〕流動抵抗の低いフィルターに変更する
実走行を始める前に必ず動作確認を行いましょう。漏れなどがあると車両火災などのトラブルに発展する恐れがあります。
燃料フィルターの効果はいかに?!
燃料フィルターを取り付けて100kmくらい走行してみました。
フィルターの中を確認すると大小様々なサビが確認できました。これでもタンク内はコーティングしているんですが、100%抑えることはできないようですね。
トラブルを未然に防げていることが実感でき、取り付けてよかっと感じます。
旧車や放置車両はタンク内にサビが出ていることが多いため、是非とも取り付けてみてください。