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【便利すぎ!】割れたバイク部品をオートウエルドで直してみた!溶接並の強度

難易度 作業時間 予算
中級 1日 1,500円〜

この記事では、溶接並の強度を誇る接着剤「オートウエルド」を使用して、バイクのエンジンカバーの補修作業をご紹介。他にもオートウエルドの基本情報など解説しています。

こんな方にオススメの記事

・オートウエルドってなに?

・オートウエルドのできることを知りたい

・割れてしまった金属部品を直したい

・強力な接着材が知りたい

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オートウエルドってなに??

オートウエルドは、金属部品をはじめ様々な素材の接着補修、すきま充填、漏れ止めに最適な強力接着剤です。
耐水・耐油・耐酸性で接着力が非常に強く、耐衝撃・耐振動・耐温度変化にも優れています。完全硬化後は、穴開け・ネジ切り・研磨・塗装も可能です。

主剤と硬化剤を混ぜ合わせて使用するため施工がしやすく、その強度は溶接と同等クラスとも言われ、世界中で愛用されています。

使用可能な素材
使用可能
金属(鉄/アルミ/真鍮/銅/合金など)
陶器 コンクリート
プラスチック

2種類のタイプがある

オートウエルドには通常モデルの「強力タイプ」と、乾燥時間に優れた「速乾タイプ」の2種類あります。
強度や乾燥時間が大きく異なりますので、自分にあったタイプをチョイスしましょう。ここでは強力タイプを使用しています。

性能早見表
強力タイプ 速乾タイプ
抗張力 300kgf 150kgf
耐熱温度 300℃ 150℃
硬化開始 30分 4分
実用硬化 6時間以上 20分以上
完全硬化 24時間以上 4時間以上
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実際にオートウエルドを使ってみた!

修理してみた

実際にオートウエルドを使用してその実力を確認してみましょう。
修理をするのは「ジェネレーターカバー」、エンジンの右側に使用されている部品です。高温のエンジンオイルに晒されるので、実力を図るにはちょうどいいですね。

オートウエルドの使い方

オートウエルド使い方

オートウエルドは、主剤と硬化剤を混ぜて使用する2液エポキシ系接着剤です。
割合は1:1、混ぜた瞬間から硬化を始めますので素早く作業しましょう。(強力タイプは25分以内)

修理箇所を整地する

断面の整地

まずは修理箇所の汚れやゴミを取り除くために、軽く削って整地します。

断面を「V字」にする

V字にカット

断面を「V字」に削ることで、表面積が増えより強力に補強することができます。

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修理箇所を補強する

メッシュワイヤー補強

クランクケース補強

修理箇所をメッシュワイヤーで覆い、オートウエルドの補強を行います。
こうした方が強度がでますので面積が大きいときに活用しましょう。

オートウエルドを添付する

オートウエルド塗る

数回に分けてオートウエルドを添付していきます。5mmずつを意識しましょう。
後の作業で表面を整えますので、少し多めに盛っておきます。

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はみ出た部分を削り取る

はみ出ている部分

24時間以上乾燥させ完全硬化したら、余計な部分をヤスリなどで削り表面を整えます。

修理完了

修理後

気泡などで表面に段差があれば繰り返し施工しましょう。
表面を整え終わったら作業完了です。

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実際に走行してみて

仕上げの塗装

オートウエルドを使用し、ジェネレータカバーの修理を行ってみました。
結晶塗装を仕上げに行い、100点の出来栄えになりました♪

修理後に試走してみましたが、ひび割れやオイル漏れ、異音が発生するなどのトラブルは数ヶ月経過した現在でも確認しておりません。
ジェネレータカバーなど、負荷がかからない部分の修理は十分にやっていけそうですね。

とはいえ、あくまで自己流になります。施工する場合は自己責任でお願いいたします。

▼ 今回使用した「オートウエルド 強力タイプ」

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