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電ドラボールが便利すぎて驚いた件!実際に効果があるのか検証してみた

「手動と電動」どちらでも使用が可能なドライバー

手動工具と同等サイズでありながら、電動モーターを搭載し高速回転を実現。
2018年に登場し大ヒット。様々な分野で取り扱われしばらくは品薄の状態が続き、今では数多のメーカーがこの分野に参入しています。

もちろんバイクの分野でも大活躍。
今回は”実際にどれくらい便利なのか”「電動ドラボール」を改めて紹介していきます。

こんな方にオススメの記事

・電ドラボールを知りたい

・便利な工具・使い方を知りたい

・実際に使用した感想を知りたい

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電ドラボールとは?

手動でも使える電動ドライバー

電動手動でも

ボルトの脱着から締め付けまで、電動での使用はもちろん手動での手回しにも対応しています。

高トルクでの使用は不可

  • 手動:10Nm(1.0kg)
  • 電動:2Nm(0.2kg)
  • 対応ネジ経:M6

以上からわかるように”高トルクには使用できません

無理な力をかけると簡単に壊れてしまうので注意しましょう。(内部部品は腕時計の部品レベルのサイズ)

軽量コンパクトな手のひらサイズ

手のひらサイズ

本体の大きさは、一般的なドライバーとほぼ同サイズ。重量は160gと非常にコンパクトです。
電動工具でこのサイズは素晴らしいの一言です。

ビットの種類が豊富

635ビット

対応サイズは、一般的な「6.35mmビット
付属品以外にも、市販品の様々なビットが使用できます。

取り替えもとても簡単に行えます。

USBで簡単充電

簡単充電

内臓のリチウムイオンバッテリは「microUSB」での充電に対応。
バッテリー容量は800mAh。連続使用は40分、軽い作業であれば難なく使用ができます。

筆者はバイクでの整備に使用中、バッテリー不足になったことはありません。

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ここが便利!

ネジの脱着がスムーズに

ネジの脱着が

カウルやクランクケースを固定している小さいビスなど、”低トルクで締め付けられていて本数の多いもの”の脱着に真価を発揮します。

後に紹介しますが、恐ろしいくらいの時短、手間の軽減になります。特に整備業をしている方には大きいはずです。

スライドスイッチが便利

スライドスイッチ

似た製品が多くある中で、ベッセルを推す最大の理由が「スライド式スイッチ

ボタンタイプとは異なり、上下にスライドすることで正逆回転の切り替えが可能です。
これにより直感的に作業が可能な上、ボタンを押し損なったり、探すために目線を合わせたりする必要がなくなります。

賛否分かれますが、筆者は断然スライド式の方が使いやすく感じます。

家庭用、DIYとして幅広く使える

バイクの分野に限らず、家庭DIYや趣味など幅広い分野で使用ができます。
1本持っておいて損はありません!

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本当に便利なの?実際に使ってみた

電ドラボールの最大の利点は「時短」と「労力の軽減

では実際にどれくらい効果があるのか検証してみましょう。

クランクケース外しタイムアタック

クランクケースRTA

低トルクで締まっていて、ボルトの点数が多い「クランクケース」を対象にタイムアタックを行ってみました。それぞれのタイムを比較してみたいと思います。
こちらは動画でも紹介していますので是非ご覧ください。

タイムアタックの結果

使用工具 タイム
電ドラボール 56秒(±0)
スピードT型レンチ 1分20秒(+26秒)
ラチェットレンチ 2分24秒(+1分28秒)

上記3種類の工具を使用しタイムアタックを行いました。
結果は電ドラボールがダントツで早く、労力も少なくて済みました。

「時短」と「労力の軽減」を見事に体感することができました。

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ラインナップ

電ドラボール

筆者のオススメは「通常トルク 付属ビット1本」のものです。
付属ビット5本のタイプもありますが、その差額で好きなビットを買う方が筆者の使い方には適していました。

ハイスピード版はオススメしづらい

vessel_hispeed

ハイスピード版の電ドラボールも後に登場しています。
通常版に比べ2倍のトルク、4倍の空転スピードと非常に高性能ですが、ここではデメリットの紹介もさせていただきます。

通常版はボルトを限界まで締め込んだ際「グリップ側が回転します」。筆者はコレを締め込み完了のサインとして、そこから本締めに移っています。

しかしコレをよく思わないユーザーもおり、ハイスピード版では「少しの抵抗を検知すると回転が止まる」ように改善されました。
つまり、ネジ山が多少痛んでいたりしてボルトの回転がスムーズで無い場合でも回転を止めてしまいます。

以上の点から、使用した限りでは「ハイスピード版は使いづらくなった」と感じました。
あくまで一意見になりますので、機会があれば試してみてください。個人的にはオススメはし難いのが率直な感想です。

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オススメのビット

最後に、筆者が実際に使用している「おすすめビット」を紹介します。

ベッセル(VESSEL) 両頭コンビ 剛彩ビット +2/-6×110 2本 GS142611

ベッセル(VESSEL) 両頭コンビ 剛彩ビット +2/-6×110 2本 GS142611

289円(10/05 09:52時点)
Amazonの情報を掲載しています
+、ーが1本になっているビット。

付属のビットは片側+のみであり、ーを使う機会もあることから所持本数は変えずに機能面を拡張できます。

ソケットを使用するための変換ビットです。筆者は3/8サイズのみ所有しております。

新たにビットを変え揃えなくても済むので、ソケットが揃っている人は大幅な経費・保管スペースの削減になります。

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使用した商品

トネ(TONE) スピードT形ハンドル HP203 差込角9.5mm(3/8

トネ(TONE) スピードT形ハンドル HP203 差込角9.5mm(3/8")

2,136円(10/05 09:52時点)
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電ドラボール_サムネイル
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