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【必見】現役整備士が教える工具選びのポイント!バイク整備で必要な工具一覧を紹介

「バイク整備を初めてみたいけど、どんな工具を買えばいいか分からない」
そう感じている方は多いんではないでしょうか。

しかし経験から言わせていただくと、よく使用する工具は”ごく一部”。それさえ把握してしまえば、工具選びは難しいものではありません。

この記事では、これから工具を用意する方に向け「工具の選び方、バイクの整備に必要な工具の解説」を行っております。

バイク整備の一歩を、共に踏み出してみましょう。

こんな方にオススメの記事

・これから工具を揃えようと思っている方

・どんな工具を買えばいいかわからない方

・オススメの工具セットを知りたい方

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バイク整備に「必要な工具」

ラチェットicon ラチェットレンチ
サイズ:9.5sq(3/8)
スピンナicon スピンナハンドル
サイズ:9.5sq(3/8)
トルクレンチicon トルクレンチ
サイズ:1.0~5.0N/m
ソケットicon 六角ソケット
サイズ:8,10,12,14,17mm
六角icon ヘキサゴンソケット
サイズ:4,5,6,8,10mm
エクステicon エクステンションバー
サイズ:75,150mm
コンビicon コンビネーションレンチ
サイズ:8,10,12,14,17mm
モンキーicon モンキーレンチ
サイズ:8~19mm
ドライバーicon +ードライバー
サイズ:1,2,3番(+),5.5,6(-)
ハンマーicon ハンマー
種類:ゴム&金属
ラジペンicon プライヤー系
ラジペン,ニッパー,ウォーターポンプ

使用頻度が高く、最低限持っていたい工具は上記の通り。

各工具の説明や予算については、これから詳しく解説しています。

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工具の使い方と役割

ラチェットレンチ

ラチェットheader

おすすめサイズ 9.35sq(3/8),ギア歯数72以上
価格 1,000円〜

ソケットと組み合わせで使用する、早回しに特化したレンチです。

ソケット系の工具は大きさの規格が3種類あります。6.25sq(1/4),9.5sq(3/8),12.7sq(1/2)。

最初は汎用性の高い9.5sqの購入がオススメ。6.25sqは小さいボルトの脱着に、12.7sqは大きいボルトの脱着に向いています。

またオートバイは狭い範囲での作業が多く、ギア数が72以上ある物をオススメします。

▼ 私が長年愛用しているTONEのラチェットレンチは、頭が小さく、ギア数も72あるため非常にオートバイの整備に向いています。

スピンナハンドル

スピンナheader

おすすめサイズ 9.35sq(3/8)
価格 1,000円〜

ラチェットレンチでは外せない、硬く締まっているボルト類の脱着に使用します。

ボルトを緩めるときのファーストインパクトはスピンナハンドルを使用するように心がけましょう。

▼ オススメの一品

トネ(TONE) スピンナハンドル NS3 差込角9.5mm(3/8

トネ(TONE) スピンナハンドル NS3 差込角9.5mm(3/8")

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トルクレンチ

トルクレンチheader

おすすめサイズ 適用トルク値:1.0~5.0kg
価格 3,000〜

ボルトなどを”適正なトルク(力)で締め付ける”ことを目的としたレンチです。

初心者でミスしがちな、締め付けすぎ(緩すぎ)を防ぐことができるため、作業ミスを減らすことができます。

プロの整備環境でも必須な工具であるため、作業に不安がある方は用意した方がいいでしょう。

価格は3,000円ほどからありますが、できれば10,000円くらいするものが欲しいところです。

▼ オススメの一品

トーニチ トルクレンチ 差込角9.53 全長258mm

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六角ソケット

ソケットheader

おすすめサイズ 8,10,12,14,17mm
価格 (1つ)200円〜

ラチェットレンチなどと組み合わせて使用します。

コンビネーションレンチで代用は可能ですが、整備を本格的に始めたいのであれば用意しましょう。

▼ オススメの一品

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ヘキサゴンソケット

六角header

おすすめサイズ 4,5,6,8mm
価格 (1つ)200円〜

ラチェットレンチなどと組み合わせて使用します。

六角棒レンチで代用は可能ですが、整備を本格的に始めたいのであれば用意しましょう。

▼ オススメの一品

エクステンションバー

エクステheader

おすすめサイズ 75,150mm
価格 300円〜

ソケット類の長さを延長するために使用します。

六角やヘキサゴンソケットは長さの異なる種類がありますが、それらを揃えるよりもエクステンションバーを用意した方が圧倒的に安上がりです。

長さはさまざまありますが、筆者は75,150mmの2種類で問題なく運用できています。

▼ オススメの一品

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コンビネーションレンチ

コンビheader

おすすめサイズ 8,10,12,14,17mm
価格 500円〜

スパナとメガネがセットになっているコンビネーションレンチ。

両口スパナやメガネレンチもありますが、最初のうちはコンビネーションが1セットあれば大丈夫でしょう。

▼ オススメの一品

モンキーレンチ

モンキーheader

おすすめサイズ 8~19mm
価格 500円〜

2本目のスパナレンチとして、あるいわ所持していないサイズの代用品になります。

スパナレンチが2本必要な場面は多くあります。大きすぎても扱いづらいですが、最低限でも8~14mmあたりのサイズをカバーできているものを選びましょう。

▼ オススメの一品

ロブテックス ハイブリッドモンキ X UM24XG UM24XG

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+ドライバー

+ドライバーheader

おすすめサイズ 1,2,3番
価格 100円〜

+ドライバーにもサイズの規格が存在します。

一番使用するのが2番、1,3番もそこそこ使用しますので全て用意しておきましょう。

▼ オススメの一品

ードライバー

ードライバーheader

おすすめサイズ 5.5,6番
価格 100円〜

ードライバーにも規格があります。
6番、5.5番は使用頻度が高いので用意しておきましょう。

ベッセル(VESSEL) ボールグリップドライバー -5.5×100 220

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ハンマー

ハンマーheader

おすすめサイズ プラスチック(ゴム)&金属の2in1
価格 1,000〜

固着してしまって外せない部品やボルトに使用したりと、実は使用頻度が高いハンマー。

オススメはゴムやプラスチックなどの傷を付けにくい材質のものと、金属の様に強い打撃を与えられる材質がセットになっているもの。

ハンマーの性能は価格に比例している部分があるため、最低限でも1,000円くらいの物を選んでおけば長く使用できると思います。

▼ オススメの一品

プライヤー系

ラジペンheader

おすすめプライヤー ラジオペンチ
ウォーターポンププライヤー
ニッパー
価格 500円〜(1本あたり)

物を挟んだりするための工具です。上記3種類は使用頻度が高いため用意しておきましょう。

▼ オススメの一品

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工具選びのポイント

自分のバイクに必要な工具を知ろう

メーカー毎のサイズ

使用する工具のサイズはバイク毎に変わります。細かい話をすればキリがありませんが、大きく分けると2種類。

「国産車」か「輸入車」か。

工具のサイズの規格は「mm(ミリ)」と「inch(インチ)」の2種類に区分されます。
各メーカーごとに使用する工具を、以下にまとめてみましたので参考にしてみてください。

国産車 mm メーカー問わず同サイズの工具でカバーできます
ハーレー inch inchサイズを中心に、稀にmmサイズを使用
外車系 mm 基本はmmサイズを使用、しかし国産車ではあまり使わないサイズを使用しがち(11,13,15mmなど)

高い工具じゃないとダメなのか?

工具メーカー

答えはNOです。
確かに高い工具の方が精度や耐久性が高く、アフターフォローもしっかりしています。

仕事などで使用頻度が高いなら話は別ですが、初心者の方は無理して高品質なものを買わなくても良いと私は思っています。

現に1000円ほどで購入したコンビネーションレンチセットを3年以上使用していますが、何も不便を感じたことはありません。

オススメの工具メーカー

アストロ_ロゴ

入門としてオススメできるのが「アストロプロダクツ
2輪、4輪向けの工具を中心に展開。誰しもが一度はお世話になる工具屋さんです。

他大手の工具メーカーに比べ、価格帯が低くコストパフォーマンスの高さが最大のポイント。
店舗数、品揃えも文句なく、工具全てをアストロプロダクツで統一することもできます。

これから工具を揃える初心者の方は、ぜひ覚えておきましょう。

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「単品買い」と「セット買い」どっちがいい?

セット単品

結論から話すと、どっちもどっちで”好みの問題”です。

それぞれの利点がありますので、個人の考え方に合う方で決めてしまってもいいでしょう。ちなみに筆者は「単品買い」で工具は揃えています。

単品買いのメリット

単品買いのメリットは「種類によってメーカーを変えられる」ことです。

同じ工具でもメーカーにより特徴が異なり、使いやすさに差があります。

また、”この工具はあんまり使わないから、品質はそこそこでいい”など、お金をかける工具を自由に選択できるのも単品買いの利点と言えます。

しかしセット物と内容を全て一緒にしたときは、かえって高くなってしまうことは覚えておきましょう。

セット買いのメリット

セット買いのメリットは「購入が楽で、メーカーと統一することができる」ところでしょう。

気に入ったメーカーの工具で統一できるというのは所有欲を大きく満たしてくれます。

またソケットなどの「組み合わせ工具の相性」を踏まえると、同一メーカーで揃えるメリットはあります。

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オススメの工具セット

これからバイク整備を始める方に向け、「この工具セットなら基本として十分だ」と思った工具セットをご紹介します。

「初期投資を抑えたい方向け」E-Value 工具セット70点

整備の頻度が少なく、初期投資を抑えたい方向けの工具セット。

オイル交換などの簡単な整備なら十分に可能。しかし工具の精度や耐久力はもう一声欲しいところ。

合わせて用意したいもの

  • スピンナハンドル
  • トルクレンチ
  • エクステンションバー(150mm)

「整備をこれから始めたい方向け」WORKPRO 工具セット85点

競争率が激しい”1万円台”の中でオススメの工具セット。

入門工具としての品質は十分であり、セット内容も種類豊富。コストパフォーマンスが高く、これから整備を始めるには十分な工具セットです。

合わせて用意したいもの

  • スピンナハンドル
  • トルクレンチ

「利便性の高い工具も欲しい方向け」SK11 工具セット133点 BK

ここで紹介した工具がほとんど入っており、ラチェット機構を持ったメガネレンチなど利便性の高い工具も入っています。

アストロプロダクツと同程度の品質があるため、こちらも入門工具としてオススメ。

しかしこの辺りまでの予算が確保できるなら、他の選択肢も多いため慎重に検討しましょう。

合わせて用意したいもの

  • トルクレンチ
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気になる工具が見つかったら見に行ってみよう

アストロ_幕張新都心

ここまで工具の選び方や工具の紹介をさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

ラチェット系やプライヤーなどのハンドツール系は、画像だけで性能を判断するのは非受に難しい工具です。

気になる工具が見つかったら、実際に手にとり触れてみることをオススメします。質感や重量、使用感など手に触れてみてわかることも多くあることでしょう。

別記事にて「作業性を高めてくれるオススメの工具」を紹介させていただいておりますので、合わせてご覧ください。

感想・質問などはTwitter(@kyosuke400)にて受け付けておりますので気楽に連絡ください♪

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