バイクをいじっていると「パキッ」、対して力を加えていないのにカウルが割れた。
このような経験したことありませんか?
今回はDIYユーザー必見、板金修理の必須アイテムをご紹介。
その名も「プラリペア」
プラスチックを始め幅広く使用できる”造形補修材”。割れたり、かけたりした部品を簡単に修理できるマジックアイテムです。
この記事では、プラリペアの使い方、実際に使用した例をご紹介。
使い方をマスターすれば、オリジナルパーツ作成もできちゃいます。
・割れたカウルを直したい
・プラリペアの使い方を知りたい
・便利なケミカルを知りたい
・オリジナルパーツを作成したい
割れたカウルを修理できる!プラリペアってなに?
転倒などにより割れたカウルを直したい。そんなときはプラリペアの出番です。
プラリペアは、プラスチック部品などの補修&成型が簡単にできる補修用ケミカルです。
バイク界隈においては、カウルの割れなどを手軽に補修できるため中古車販売店などで重宝されています。
プラリペアは接着剤などと違い”樹脂化”するため、強度が非常に高く振動の多いオートバイには最適です。
- 使用可能な素材
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使用可能 ABS樹脂 ポリカーボネート樹脂 スチロール樹脂 FRP アクリル樹脂 塩化ビニール樹脂 使用不可 PE(ポリエチレン) PP(ポリプロピレン) PTFE(フッ素樹脂) PA(ナイロン) エンプラ系樹脂など
実際にプラリペアを使ってみた!
実際にプラリペアを使用して、カウルのヒビ割れを直してみたいと思います。
修理するのはアッパーカウルのミラーの取り付け部分です。
修理箇所を整地する
まずは修理箇所のササクレやゴミを取り除きキレイにします。
同時にペーパー600番で足づけをし、プラリペアをなじみやすくします。
断面を「V字」に削る
修理箇所の断面をヤスリなどでV字に削ります。これにより表面積が増え強度をあげることが可能です。
画像では控えめにしていますが、もっと削ってもいいですね。
プラリペアを添付する
修理箇所にプラリペアを少量ずつ添付します。
強度不足になりやすい面積の大きい部分は、「ガラスクロス」などを併用し強度を確保しましょう。
プラリペア使い方
- 「画像」で使い方を見る
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液剤を容器に入れる
液剤の容器に入れます。満タンに入れた方が作業がしやすいです。
粉に液剤を少量つける
ニードルの先端を粉の容器の上に持っていき、液剤を少しだす(シズクができるくらい)
シズクを粉につけて、ニードルの先端で持ち上げます。(持ち上がりにくいときは少し液剤をだす)
修理箇所へ落とし込む
対象物に素早く持っていき、液剤を少しだして修理箇所へ落とします。
ココまでの作業を繰り返し行います。スポイトを使用した方法
広範囲の作業向けに、ニードルを使用せず、スポイトで直接こなを吹きかける方法もあります。
粉を直接吹きかけたあとに、後から液剤を添付します。
ニードルでの作業が苦手な方はオススメです。参考サイト:プラリペアの基本的な使い方[外部リンク]
- 「動画」で使い方を見る
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出典:https://youtu.be/OmFcQbaZABc
はみ出した分を削り取る
仕上げにハミ出した部分をヤスリなどで削り取ります。
足りなければ繰り返す
プラリペアが盛り足りない部分は、繰り返し行い穴埋めしましょう。
使い方をマスターしたら超便利!
簡単にカウルを補修できるプラリペアのご紹介でした。
カウルを始め家庭のプラスチック用品にも使用できるためとにかく便利です。
使い方をマスターすれば、いくら転倒しても安心ですね。
また「型取りくん」というアイテムを使用すれば、オリジナルパーツの制作もできます。
とにかく汎用性が高いので一個持っておいて損はしませんね!