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難易度 作業時間 予算
中級 1時間 4000円〜

この記事ではバイクのブレーキパッドの交換方法をご紹介しています。必要な道具や作業をする上での注意点、最適なグリスや使用方法まで詳しく解説。

こんな方にオススメの記事

・自分ブレーキパッドを交換したい方

・ブレーキキャリパーの清掃をしたい方

・ブレーキパッドの交換目安は?

・必要なモノ、使用するグリスの種類は?

作業を行うにあたって

 今回行う作業は、制動装置(キャリパー)の取り外しを伴う『分解整備』に該当します。
自動車の分解整備作業には、自動車の新技術・新機構に対応した高度な知識や技術および相応の作業機器等の設備が必要であり、道路運送車両法施行規則において分解整備の種類や作業の範囲の他、自動車分解整備事業者が保有する作業機械等の設備基準などが規定されています。
出典:一般社団法人 京都府自動車整備復興会

作業を行う場合、しっかりとした専門知識、指導者の元行いましょう。


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ブレーキパッドの交換目安

ブレーキパッドの交換目安

 ライニング(磨材)の厚みで判断します。
厚みが2mmを下回ったら交換時期、使用限度は1mmです。

パッド残量の確認

新旧パッド


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交換に必要なモノ

  1. ブレーキパッド
  2. ブレーキパッドグリス
  3. シリコーングリス
  4. キャリパー用潤滑剤
  5. ピストンプライヤー

ブレーキパッド

車種により交換に使用する量が異なりますので確認しておきましょう。
キャリパーの数だけ必要になります。(FがWディスクなら2セット)

> ブレーキパッドの適合を調べる(DAYTONA)

ブレーキパッドグリス

ブレーキパッドの鳴きを抑制するためのグリスです。
かじり付き(焼き付き)防止にも効果があるため、他の作業などでも使用頻度は高いです。
※ブレーキの鳴き:ブレーキを使用した時に出る甲高い音

シリコングリス

キャリパーのゴム(ブーツ)部分の潤滑に使用します。下記のキャリパー用潤滑剤でも代用できます。

キャリパー用潤滑剤

ブレーキキャリパー、マスターシリンダー用の潤滑剤です。ピストンの潤活力を高め良好なブレーキタッチに期待できます。
ゴム、プラスチックを侵食しないので他の潤滑剤としても使用できます。

ピストンプライヤー

ピストンを回転させるために必要な工具です。


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作業手順

  1. キャリパーを外す前に
  2. キャリパーを外す
  3. ブレーキパッドを外す
  4. キャリパーの清掃、給油
  5. ブレーキパッドの取り付け
  6. キャリパーの取り付け

キャリパーを外す前に

合いマークをつける

合いマーク

トルクレンチを持っていない方は「合いマーク」をつけておきましょう。ボルトの締め付け位置を目視化できます。

パッドピンを緩めておく

パッドピン

パッドピン:ブレーキパッドを固定しているボルト
使われていない車両もあります。

キャリパーを外す前に「パッドピン」を緩めておきます。
マイナスドライバーでキャップを外したらパッドピンが出てきます。

手順1- キャリパーを外す

キャリパーを外す

キャリパーはフロントフォークに取り付けられています。似たようなボルトが多く、場合によってはキャリパーが分解してしまうので間違えないように気をつけましょう。

手順2- ブレーキパッドを外す

パッドを外す2

緩めたパッドピンを抜くとブレーキパッドが外せます。

手順3- キャリパーの清掃、給油

キャリパーの清掃

キャリパー清掃1

清掃、給油をするためにプレートを引っこ抜きます。

キャリパー清掃2

ブレーキを数回握りピストンを押し出します。(出し過ぎに注意
ピストンプライヤーを使用し、ピストン全体の汚れを綺麗に落としましょう。

キャリパーの清掃には真鍮ブラシが便利です。ブレーキダストや軽いサビならば綺麗に落とすことができます。

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また、パーツクリーナーを使用する場合は、ゴムに使用できるモノにしてください。

キャリパーの給油

ピストングリス1

キャリパー用潤滑剤(メタルラバー)を使用しピストンの動きを良くします。防錆効果もありますので劣化を防ぐ働きもあります。
ピストンの隙間に吹きかけ、ピストンプライヤーで回転させ全体に馴染ませます。

キャリパー、シリコン

ブーツ(ゴム)にもキャリパー用潤滑剤かシリコングリスを塗りましょう。

ピストンを押し戻す

ピストンを戻す

出したピストンを押し戻します。
手で押し戻すことができますが、硬い場合は「ピストンツール」を使用しましょう。

ピストンが戻ってきてしまう場合
湿らせたペーパータオルで

戻したピストンが戻って来てしまうときは、マスターシリンダーのキャップを開け少しだけブレーキフルードを抜きましょう。
ブレーキフルードは塗装への攻撃性が非常に高いため、付着してしまったらすぐに水で洗い流しましょう。湿らせたペーパータオルで周りを囲むと溢れたときに垂れずに済みます。


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手順4- ブレーキパッドを取り付ける

ブレーキパッドの面取り

パッドのバリ取り

ブレーキパッドの角をやすりなどで削ってあげることで”鳴き”が発生しにくくなります。行うかは任意の作業です。

ブレーキパッドグリスを塗る

パッドグリス

ブレーキパッドとキャリパーが接触する部分に、ブレーキパッドグリスを添付することで”鳴き”を抑制できます。

ブレーキパッドの取り付け

パッドの位置

取り付けたブレーキパッドが所定の位置にあるか確認します。

パッドピンを刺す

パッドピンを刺しパッドを固定します。

手順5- キャリパーの取り付け

パッドディスク位置

ディスクローターがブレーキの間にあることを確認し取り付けを行います。

各種ボルトのトルク

キャリパートルク

トルクは車両により異なります

各種ボルトを適切なトルクで締めつけます。トルクレンチがない方は最初に付けた合いマークを元に締めつけましょう。

ブレーキ復帰(エア抜き)

ブレーキ復帰

最後にブレーキを数回握りブレーキのタッチを出します。
乗車前にブレーキが動作していることを確認し作業終了です。


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実際にかかった費用

ブレーキパッド交換にかかった費用
ブレーキパッド ¥4,000
各種グリス ¥2,500
ピストンプライヤー ¥2,000
総額 ¥8,500