難易度 | 作業時間 | 予算 |
---|---|---|
中級 | 1時間〜1日 | 1000円〜5000円 |
今回ご紹介するのは「シートカスタム」
シートの表皮を張り替えて、デザインを変更。車体全体の雰囲気をガラッと変えてみたいと思います。
必要な道具や施工手順は、この記事にて紹介しています。
初心者の方や全体の流れをみたい方は、是非ともご覧になってください。
また、動画でも紹介させていただいておりますので、合わせてよろしくお願いいたします。
・シートの表皮を張り替えたい方
・カスタムシートを考えている方
・シート張り替えのやり方を知りたい方
シートの張り替えするのはどんな時?
- 表皮が破れていたり、傷んでいる
- デザインを変更してドレスアップする
- シートの高さ、形状を変更する
- ゲルザブ等の疲労軽減グッズを埋め込む
シート張り替えはほとんどの場合、表皮が破れたり痛んだことをキッカケに行われます。
他にも「ゲルザブ」などを埋め込むことで、長距離運転の疲労軽減対策を行うこともできます。
そして表皮の色やデザインを変更することで、車体のドレスアップができる側面もあります。
今回行う張り替えは、まさしくドレスアップを目的に行っています。
張り替えに必要な費用・日数は?
予算 | 施工期間 | |
---|---|---|
DIY | 1,000~5,000円 | 1日~ |
業者 | 8,000~30,000円 | 1ヶ月ほど |
DIYで施工するメリット
DIYのメリットはなんと言っても「低価格&短期間」で施工ができること。
しかし仕上がりは全て自己責任となりますので、かける金額と仕上がりのバランスが重要になります。
施工手順や、必要な道具は下記にてご紹介しております。
業者に依頼するメリット
シートの仕上がりを重視する方は、業者に施工を依頼することをオススメします。
DIYでは再現の難しい、ツートン加工などのカスタムシートを高クオリティで実現ができます。
しかし、費用や施工期間が多く必要になります。気になる方は、一度お見積もりをとってみましょう。
オススメのシート加工メーカー「丸直」
業者でオススメなのは「株式会社 丸直」
バイクのシート加工を専門に行っているカスタムシートの老舗。
数多くの実績があり、さまざまなカスタムシートに対応。
過去の加工例や、表皮のサンプルなどが公式HP(外部リンク)で閲覧できます。
張り替えに必要なもの
- 表皮
- タッカー
- ステープルリムーバー(針抜き)
表皮
バイクのシートは、日光や雨などにさらされるため「アウトドア向けの表皮」を用意しましょう。
間違った表皮を使用すると、水が染み込んでしまったり思わぬトラブルを招いてしまいます。
表皮専門店「表皮.jp」がオススメ
今回使用する表皮は「表皮.jp」にて販売されているアウトドア向け表皮。
対天候性に優れ経年劣化に強く、伸縮性も高く複雑な形状のシートにも施工がしやすいのが特徴。バイクのシートに最適な表皮でオススメできます。
タッカー
表皮の固定に使用する巨大なホッチキス。
Amazonなどで販売されている1000円ほどのもので十分です。
使用するステープル(針)は、長さ6mmと10mmを用意しました。
場所により貫通したり埋め込みが甘くなるので、2種類くらい用意しておきましょう。
ステープルリムーバー(針抜き)
作業中は何度も針を抜き差ししますので、作業時間や手間を大幅に軽減できます。
実践!シート張り替え
- 古い表皮を剥がす
- 新しい表皮を仮止めする
- シートのシワを伸ばす
- 表皮を本固定する
古い表皮を剥がす
まずは古い表皮を外します。
表皮はシートの裏で固定されており、針を抜くことで簡単に剥がすことができます。
古い針は残さず撤去
針が錆びてシートに残った場合、新しい針を打ち込む際に邪魔になります。できる限り取り除きましょう。
あんこを固定する
シートの台座とあんこが離れている場合は接着し固定しましょう。
あんこが動く状態だと施工が思う様にいかないことがあります。
新しい表皮を仮止めする
新しい表皮をシートのサイズに合わせてカットします。
シートの前方か後方部分にタッカーを打ち込む、大体の場所決めをします。
他部分にもタッカーを打ち込み、全体の場所決めをします。
スプレーのりで密着性UP
表皮とあんこの間に「スプレーのり」を使用することで、密着性をあげることができます。
また、作業中に表皮がズレにくくなるので、施工性も向上にも期待ができます。
しかし粘着力はそこまで強いわけではないので、必須ではありません。
表皮のシワを伸ばす
ここからが本番です。
仮止めした段階ではこの様にたくさんのシワがあり、表皮が浮いて台座にも密着していません。
[シワの伸ばし方]
仮止めした針を抜き、表皮を引っ張って伸ばす。その後仮止めをする。
この作業を納得の行くまで繰り返します。
表皮を本固定する
表皮を張り終えたら、タッカーで本固定して終了です。
引っ張られた表皮がずれない様に、全周しっかりと固定しましょう。
張り替え後のシートを取り付けてみた
今回は、シートの張り替え方法を紹介させていただきました。
必要なものが少なく施工時間も短めなので、とっつきやすいカスタムだと感じました。
車体色とも非常にマッチしていて、今回のカスタムはとてもいい結果になりました。
これでまた「ウォルターウルフ」に近づきましたね。
シートカスタム、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。